今回は1号物件を買うまでの経緯を
振り返ってみようと思います。
勤め人として自分は、周りから見れば恵まれている境遇だと思いますが、
上司の転勤を機に、急に今後の自分の人生の先が見えた気がして、
このまま進む人生がつまらなく、たまらなくみじめに思い始め、
何か変わらないと、
このままではダメだと、
ウロウロぐるぐるしていました。
友人に相談してもあまりよい答えは見つけられず、
ひとり悶々とする中で
不動産投資(特に築古戸建投資)という言葉と出会いました。
その後は、本を読んだり、著名な投資家のコラム・ブログを読んだり音声配信を聞いたりして
半年間は勉強していました。
(なにかの本に書いてあった影響で、半年間は絶対に物件を買わないと決めていました)
その結果、
「結局、細かいところがわからないと事業としても成り立つんかなんとも言えんし、
やってみんとわからん!!」
という結論に至ります。
(この時は自分1人で独学状態でしたが、のちに聞いてみると先輩の皆さん同じ道を辿っているようです😅)
もちろん、
本を読み進めるうちに、基本のサービス構造や利益構造などを全体的にざっくりと理解はできましたし、新築マンション投資、中古マンション投資、戸建て投資、トランクルーム投資などについて、それぞれの投資方法、運営方法のメリットデメリットの概要は理解できたと思います。
ただ何十冊も本を読んでも全体が理解できないという、この業界の複雑さ、多様さには驚きました。
さらに建築に関する法律知識、税金や補助金に関する知識、建築に関する知識などすごく大きな領域をカバーする業態で、それぞれをバランスよくみにつけていくのが大家には必要なんだとわかり、びっくりしました。
(もともと大家さんって、お金持ちの近所のおじいちゃん、おばあちゃんが先祖代々の土地や建物を貸して賃料もらってるくらいの認識の人間でしたので ^^;)
そして、いくら本を読んでばかりいても
それぞれの領域のコツというか、勘どころというか
言葉では言い表せない肝心な部分がつかめないな
と思っていました。(もちろん簡単にわかれば誰も苦労しないのですが💦)
ただ一つ言えることは、どの形態でもかならずうまくいっている人がいるみたいだと言うことでした。
あとは、自分の目指したい方向性として、
収支的にも、サービス提供者としての事業としても、
賃貸事業としてきちんとやっていくことは必須だと考えていましたが、
それ以上に
DIYも組み合わせて、少し違うことにチャレンジしてみたい!
という
趣味と実益を兼ねた事業をやってみたいという思いで勉強し始めたので、
当然そのような目線での情報は少なかったので
やってみるしかないかと結論しました。
前置きが長くなりましたが、
そんなこんなでat home、不動産ジャパン、スーモ、住まいる岡山、地場不動産のHPなどを検索しながら自分でアポを取り内見へ行ったり、
先輩大家さん達の集まりにも参加させていただいて、いろんな見識や物件などをみさせていただくようになりました。
はじめは
天井から空が見える物件とか、
ジャングルの中をかき分けて入る物件とか、
残置物モリモリで人がかろうじて通れる程度の狭さの物件とかに
ビビり散らかしていましたが、
少しずつ耐性ができて、視野が鮮明になってきたなと思えてきたところで、
金額も手頃な、築50年くらいの小ぶりな戸建て物件が見つかりました。
(今考えるとこの時も全然見る目は養えていなかったのは歴然としていますが、これはどうしようもない事です。)
接道はなく駐車場はなかったのですが、場所的にかなりよかったので、
近隣駐車場があることなど確認したうえで、
早速不動産業者さんに連絡し、内見させていただいたのでした。
実はその物件、いわゆる心理的瑕疵があり、長年居住されたご家族が転居される関係で売りに出されている物件でした。
内見中も生活されていたのですが、隅々まで中を見せてくれ、とても丁寧に生活されていて好印象だったのですが、
ふと庭の駐輪スペースの雨除けに使われていた木の腐食が目につき
念のため、親切な仲介業者さんの取り計らいで床下のしろあり調査をしてもらえることになりました。
まあ大丈夫だろうと思っていたので買う気満々で想定賃料などのシュミレーションなどを重ねていたのですが、
数日後、
「浴室回りの柱が完全にヤラれています!どうしますか?」というメールと画像をもらい
頭の中がまっしろになってしまいました。
シロアリ駆除費用と柱の土台交換などが総額いくらするのか、
全然事前学習にはなかった内容なので、全然即答できずにいると
「いくらなら買いますか?
実はその後〇〇○万円なら買うという方がいらっしゃったのですが。。。」
と言われ、
「すみません、僕にはレベルが高すぎます!その方にお譲り致します」
とその時は早々に撤退してしまいました。
チキンですね😅
でも今思えば買う前に気がついて良かったと思いますし、
今であれば、そのほかの理由でその物件には手を出さないと思います。
それに、その物件と縁がなかった事で、今の1号物件と出会うことができましたので、
犬も歩けば棒に当たる
1 何かをしようとすれば、何かと災難に遭うことも多いというたとえ。
「犬も歩けば棒に当たる」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書
という事なんでしょうね。
それでは、また。
1号物件取得までたどり着けずすみません、、、。
長くなったので次回になります。