わっきーの徒然ブログ

弱小大家✖️サラリーマンが考える人生のポートフォリオ

Perfect days.

あけましておめでとうございます。

 

とは言うものの、

個人的には全然めでたくない!

年始早々風邪(インフル?)にかかって寝込んでいたからだ。

 

結局3日間はパーになり

あっという間に、

正月休み最終日になってしまった(T_T)

 

年末の振り返りで

体調面に気をつけると行ったばかりなのに。。。

 

皆さんも引き続き体調面にはお気をつけて。

 

ーーー

不幸中の幸いというか、

妻と子供達は実家にずっといたので

僕は寝込んでいる間

ひたすら自分のケアに専念できた。

 

そして、

前から気になっていた映画「perfect days」

観る事ができた。

 

役所広司さんが主演で

カンヌで男優賞とったり、

アカデミー賞にノミネートされて話題になった

作品だ。

 

なんとなく予告を見て

予感はしていたけど、

この映画は

面白い、とか

感動した、とか

そういう類の作品ではなく、

でも自分の振る舞いを振り返るきっかけを

与えてくれたように思う。

 

普通の週末や

疲れて帰った夜に見ても

何にも自分の中に入ってこなかったと思うので、

(そもそも途中で寝落ちると思う ^^;)

これも何かの暗示なのかもしれない。

 

ほとんどセリフもないし、

背景の説明もないまま進み続けるから、

最初は何を見せられているのか

わからなくなる。

 

本当に普通にいる

街の誰かを

ひたすら追いかけているような感じで、

そんなに大きな事件も起きず、

終始淡々と進む。

派手な演出も、演技も、ナレーションもない。

 

でもそのおかげで

役所さんの表情のちょっとした変化で

感情を読み取れたり、

作中の挿入音楽たちがそこに

すごく馴染んできて、

観終わったあと、すごく満ち足りた気分になれた。

 

この作品を見て、

何気ない日常にも幸せは満ちているんだ。

と気づかされた気がする。

 

僕たちはついつい、

おいしいものを食べるとか、

旅行に出かけるとか、

買い物をするとか、

友達をワイワイ遊ぶとか、

趣味を楽しむとか、

そういう"ハレの日"的なものを

幸せのバロメータとして

見がちだし、追いかけがちだけど、

(実際XやFacebookにはそういう投稿が溢れている)

 

日常(ケの日)を

丁寧に見つめる、

丁寧に過ごすことで、

そういうのとは毛色の違った、

持続性の高い充実感、満足感

が得られるはずだし、

 

そして、

これも僕たちは”幸せ”と

呼んでいるものかもしれない。

 

不動産に例えるなら、

キャッシュフローが100万円になって

自由に旅行に出かけられて、

仲間とわいわいやって楽しめる

のも幸せだけど、

 

残置物を片付けてすっきりしたとか、

ねじ穴がつぶれた古いネジがとれたとか、

切った合板がピタッとハマったとか、

貸家にパトロールに出かけたら

満足そうに入居者さんが過ごしていたとか、

草刈りしたら近所の人にありがとうと言われたとか、

 

そういう”ケの日”の中にある

ちょっとした出来事も

幸せと感じる感性は残しておきたいな

そう思った。

 

そしてそれは

僕の本業にも同じ事が言えるなと。

最近忘れていた感覚だった。

満足感が低下している原因はこれなのかもしれない。

 

年明け早々とてもよい示唆を貰えた気がする。

 

体調が回復したら

そういう気持ちでDIY を再開します。

 

それでは、また。