わっきーの徒然ブログ

弱小大家✖️サラリーマンが考える人生のポートフォリオ

Re:BORN

今回は

読書感想、というか思考実験 の回 にします。

最近読み始めた孫泰蔵さん著の「冒険の書 AI時代のアンラーニング」

影響を大いに受けたからです!

まだ半分くらいしか読んでませんが、

自分の頭の中の皮がづる剥けて生まれ変わったような衝撃を受けています。

まさしくRe:BORNです!

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とはいえ、まだ読んでる途中なので、

なんともまとまりのない話になりそうですが、、、

久々にこれは!という本に出会えた熱があるうちにログに残そうと思います。

 

最近のChatGPTの進化などを見る限り、

自分も含め、近い将来相当な数の仕事はAIにとって変わられるはずだと真剣に思い始めています。

AIの元になる解析の初歩のプログラミングみたいなことをかじった事があるので、

AIでは演算が難しい分野や作業なども少しは理解しているつもりですので、

万能だとは思っていませんが、

・単純なパターン化した処理や作業

・既存の情報から算出されるより正確な予測演算(例えば、人間の勘なども、各要素を詳細にカテゴリー化や数値化できれば演算は可能)とその根拠提示

・膨大な知識の集積と、導き出される過去事例や最適解

などについてはもはや敵うべくもないと諦めています。(実際に敵わなかった ><;)

そう考えたとき、

自分が学校教育で教わった「内容」については

ほとんど今後の世界では不要になる(むしろ邪魔にしかならない)

とこの本を読んで痛感しました。

英語、国語、算数、理科、社会の内容そのものはもはや記憶する必要がないかもしれないからです。(だからと言って学ぶ意味がないとは思っていません。後述)

また、

学校教育の根幹であるクラス、カリキュラム、テストなどのシステムが

すでに今の時代に不適合を起こしている、というのはとても理解できました。

みんなが同じ教材で同じように進み、

テストでは期待された答えを提示する訓練をひたすら受ける、というのは

教育が幅広く浸透していなかった戦前や戦後の日本であれば効果的だったと思いますが、

やはり今の時代にはナンセンスな教育だと思います。

自分はたぶんそれなりにこれをこなしていく能力は鍛えられた部類の人間ですが、

やりながらとても息苦しさというか、疑問をずっと抱いていました。

これ、なんのためにやってんの? というやつです。

特にいつ使うかわからない英単語とか国語の文法とか、実際の使用事例のわからない数式とか、ただただ詰め込むだけの歴史の暗記とか。。。

心身ともに健康で脳細胞が最も活発だった、

とても貴重な時間を相当浪費したなと思います(-.-;)

 

自分の子供が小学校にあがる年齢になり、

学校に通う意味をどのように提示してあげるべきか?

学校に行きたくなくなったとき、どんなことを提示してあげられるか?

そもそも学校ってなんなの?という問いに答えられるか?

AIと共存する、うまく使っていくためにはどうあるべきか?

自分も学び直す=生まれ変わる事は可能なのか?どう世界をみていけばいいのか?

などこの本を読んでいると、とても真剣に考えていかないといけないなと思いました。

 

歴史的に見て学校とは、

そもそもが「労働者としての技能訓練所」「規範を守るためのしつけを教える機関」

という使命を持った場所のようです。

かなり斜に構えた言い方をすると社畜養成機関」とも言えなくもない。

念のため言っておきますが、そこで働く人たちには何も悪くないと思っていますし、そういう風に思ってもいないと信じています。

あくまで、システムが古い、というだけです。

学校で出会えた先生の中には、知識以外のとても大切なことを教えてくれた方もいて、

そのとき出会った友達にもいろんなことを教わりましたし、

人間関係の構築の仕方は家に引きこもっていては一生手に入らない知識と経験です。

部活なんかでも得るものは多かったと思いますし、

大学では寮に入り、他人と暮らす事、関係性の距離感などを学ぶこともできたと思います。

問題は、学習以外の部分に学校の意義は見出しやすいけど、

多くの時間を割いている学校での従来の学習スタイルには

もはや存在意義を見いだしにくいという点だと思います。

 

僕は学ぶ事自体は好きです。

知らないことを知る事ができる楽しみもわかるし、

知る事で解決できる問題があったとき、とても嬉しい。

抽象的な概念を、より具体的に落とし込んで自分の生活にfitさせることができたら気分がいい

異なる分野の知識を統合して、自分で考える事で、

自分からみた世界を少し変える事だってできる。

だから興味のある分野の学習は全く苦にはなりません。漫画やゲームと同じ感覚です。

なんでそう思えるようになったのかは自分でもわかりませんし、妻に言うと

「ふーん、変わってんねー」って言われます(笑)

でも僕からすると、

本を読んだり、何かを学んだりというのはホントはとっても楽しい事

というのは当たり前なんです。

きっと、自分の妻も含めた多くの人が、

学校というシステムの影響が強すぎて、学ぶことへの拒否感を強めたんだろうと思います。

では、自分の子供にこの学ぶ楽しさをどうやって伝える事ができるか

あと15年くらいの僕のライフワークになりそうです。

 

長々と書きましたが、

自分の子供達には、

なにかを一生懸命学ぶ楽しさを知ってもらって、

資産や家や貴金属や贅沢ではなく、

好きなことを見つけられる視野を持つ事ができるような環境

好きなことを好きなだけ学ぶ事ができる環境

自分の好きな事で、人のためになる事を生業にできる環境

を与えてあげられればいいなと思いました。具体的にはこれから考えていきます。

でも、そのためにはある程度の経済的余裕は必要なんでしょうね💦

不動産賃貸業をがんばるモチベーションがひとつ増えました(^^)

 

それでは、また。

この本では、

自分がもっと柔軟な発想や思考を得つづけるヒント、何歳になっても学び直すためのヒント

もあるような気がしています。

読了したら、また考えてみようっと。