わっきーの徒然ブログ

弱小大家✖️サラリーマンが考える人生のポートフォリオ

お金の性質②

前回の思考実験の続き。

様々なSNSや本や音声発信などからのヒントをもとに考えている

僕が考えるお金の性質は、

① お金は紙切れだが、ただの紙ではない

② お金は価値交換の手段のひとつ

③ お金は、人によって、TPOによって、重さが変わる

④ お金には鮮度がある

の4つ。

前回は①と②について考えてみました。

lifeportfolio.hateblo.jp

(見返すとなんだかとっちらかった文章でほんまスミマセン💦)

ということで今日は後半の2つについて

あれこれ考えてみよう。

 

③ お金は、人によって、TPOによって、重さが変わる

当たり前だけど、僕の子供と僕では1万円の価値は変わる。

例えば、

駄菓子屋に行った時の1万円は最強。

なんでも買いたいものが買える。

(駄菓子屋の中では)ほしいものはなんでも買えちゃう。

しかも生活に必須なものではないので、嗜好品としての価値もある。

つまり子供的にはご褒美がいっぱいで、買った時とても満足感が高いのだ。

この場合は1万円の価値が非常に高い。

 

一方、スーパーで食糧を買いに行った時の1万円は大きいが、

駄菓子屋ほどのインパクトはない。

あれこれ買っていると5千円くらいになり、あっという間に半減する。

生活な必要なものを買っているので

同じ1万円を使った時の満足感としては

駄菓子屋とは比べものにならないくらい低い。

(生きていく上で必要な経費なので)1万円の価値が低くはなってないんだけど、

全然満足感はない。

 

どこで何に使うかによって大きく価値が変わったように感じてしまう

ということになる。

 

あとは気のおけない友人にプレゼントを買う時、

結婚式のお祝いになにかプレゼントする時、

母の日、父の日、結婚記念日などの記念日のお祝いをする時

1万円の価値は高い。

これはイベントの価値をどう考えているか?

ということにもなるけど、

プレゼントをウキウキして買うときの1万円は軽く

(イベントの価値やあげる相手が喜ぶ姿がそれよりも高いと考えているから)

スパっと出せる。

けれど、

いきたくもない社交辞令で行く飲み会、いきたくもない会合での

参加費用1万円は

苦痛でしかない。

財布から出す手が鉛のように重くなる。

 

あとは、

資産1億円の人にとっての1万円と、貯金100万円の人にとっての1万円

たとえ同じ価値のある体験やものに支払うとしても

感覚は全然違うだろう。

(本物のお金持ちはそれでも1万円の価値を正しく理解しているので、

軽んじたりはしないだろうけど。。。)

 

不動産を買う時の1万円と、

ホームセンターで必要な物品を仕入れるときの1万円

全然違う。

土地や建物を1万円安くすると言われても、なんだかうれしさが少ない。

ホームセンターでいろいろ買って1万円引だったら飛び上がるだろうに。

〇〇万円〜○〇〇万円で上下する相場の中で、感覚が一時的に麻痺してしまうのだ。

 

 

人は自分の中に自然と「内的参照価値」というものを設定しているそうだ。

president.jp

居酒屋で飲む生ビールと、高級ホテルのラウンジでのむ生ビールに

出せる金額が違うと僕たちが考えるのは、

「文脈」によりこの内的参照価値を自分たちが変えているからだそうだ。

さっき書いた環境というのとほぼ同じ意味なんだろう。

 

長々と書いてしまったけど、

まとめてみると、

僕たちは

・背景となる財産

・環境(文脈)(高級スーパーと激安スーパーで同じコーラの値段が異なるのはこれ)

・相場 →これは環境や文脈とほぼ同義ともいえる。

・知識(ホームランボールとかヴィンテージジーンズはその典型例)

・使用用途

等によって、勝手に1万円の価値を変動させている。

1万円の価値や重みが変わったように感じているのは完全に偏見なのだけど、

実際の感覚的には確かに違う。

お金の相対性理論みたいな状況だなと思う。

時間が伸びたり縮んだりするのと一緒で、

お金も重みが変わるんだ(というふうに人間は錯覚するようにできている)

 

これを意識できるかどうかはかなり大きな違いになるだろう。

言い換えると

商品の本質的な価値を見極める

というのは、この相対的な重みを意識した自分の中での値段付け

ともいえるんじゃないかな?

僕も影響されすぎないよう落ち着いて考えるようにしたい。

 

この考え方は、

商品の消費者の心理を読み解く上でも役に立つと思うので、

リフォームどこまでやるかとか

家賃設定とか

募集の仕方とか

で使えるかもしれないなぁ。

 

長くなりすぎたので、④はまた明日考えます。

それでは、また。