ちょっと先の話にはなりそうだけど、
ついに壁紙貼りをする時が近づいてきたので
再復習。
DIYって
もちろん完成した時も嬉しいんだけど、
いろんな玉石混合の情報を収集して
自分なりに理論を整理して
自分で試してみて
あーダメだったな。。。とか
お、これは上出来!とか
これ、もしかするとこうするとよくない?とか
いろいろなフェーズで楽しめるのがいい
と思っている。
この1年半くらいで、
動画やブログを読みあさったり、
機会があれば内装職人さんに確認してみたり、
自分でやってみたりした経験が手伝って
理論的なところが整理できてきた気もするので
思いつくままに書き出しておく。
(無論これは本職の方からすると基本中のキホンだし
経験値もまだ全然足りないことはわかっております💦)
壁紙を貼る時、気をつけることは
・時間が経ってめくれないようにする
・ジョイント部分がブサイクになったり、開かないようにする
・凸凹やシワなくピシッと収まる
の3点だと思っている。
この要件を満たすための条件として
・下地の調整(凸凹の修正含む)
・壁紙の種類(厚さ)
・糊の厚さ
・切り合わせのテクニック
・端部の処理方法
が総合して出来栄えのクオリティに影響しているようだ。
今の時点で自分の知っている知識を
ひとつずつ書いてみようと思う。
(長編になるなこりゃ😅)
<下地編>
僕たちが築古物件に壁紙を貼る場面では
下地として
① 砂壁
② ジブトーン、石膏ボード、合板
③ プリント合板(木目のツルツルしてる昭和臭のやつ 笑)
の3パターン。
この3つの何が違うかというと
・凸凹の大きさや細かさ
・吸水性
・接着性
が大きく異なる。
ジブトーンはもともと凸凹のパターンがあるし
砂壁は細かくボコボコしている。
石膏ボードは穴が空きやすいので大体ボコった穴がある
プリント合板には縦のラインに溝がたくさんあってこりゃまた厄介💦
これらは、総じてパテで埋めるのが一番簡単で多用するけど
穴の大きさによっては、
穴を四角く切り取って
下地の木枠を組んで上から同じ大きさのボードや合板を
上ばりするという方法をとる。
こういうやつ↓
これをまずは綺麗に整えて、サンディングするところから始める。
番手は40番でもいいけど、下地ごと削ってしまうので
100~150番くらいがちょうどいいかなと思っている。
人の手でやるのはかなりきついから、
電動サンダーはほぼ必須だと思う(^^;)
こうして凸凹を整えることで、接着面積も増えるから
壁紙は当然剥がれにくくなる。
自分的にこの1年半で、眼から鱗が落ちたと思ったのは、
この次からだ。
まだDIYをしたことがない自分には
下地の吸水性ってのが全然わかっていなかったけど、
これを理解すると
なぜ下地を作るためにシーラーや接着剤を塗布するのか
がとてもクリアになった。
壁紙も糊でつけていくけど、この糊も「水分」があって
下地に染み込んで、乾燥すると固着して一体化していく。
そこでめちゃめちゃ染み込んでいく部分と、
そうでもない部分が混じると、
面全体では全然均一に糊がくっつかない=剥がれやすい部分がでてきてしまう。
だから、下地調整剤で下地の吸水を一定になるように補っておく必要がある。
砂壁は「砂」だから、めちゃめちゃ水を吸収していくし、
合板も石膏ボードもけっこう吸い込む。
でも下地調整剤を塗ったあとは、確かにカチッと固まって上塗りしてみると1回目ほど
塗料を持っていかれない。
僕はシーアップとアクドメールを使ってみたけど、どちらもいい感じ。
(アクが出なくなると言うわけではなく、
下地の吸水の調整という観点からという意味で)
ちなみに使い分け方はまだわからない💦
砂壁なら2回は塗っておきたいところだけど、1回目は水で希釈して
2回目で原液を塗ったほうがいいかなと勝手に思っている(コスパ的に)
石膏ボードや合板なら希釈して1回でもいいのかなと思っている。
③のプリント合板はツルツルで水を弾くから最後の接着性の問題がある。
これを解決するのが「捨て糊」というやつ。
僕は動画で見た「プラゾールSS」を使っている。
これを塗布したら、
触るとツルツルの表面が少しざらついており、
細かい凹凸ができてるよう
(詳しいメカニズムは不明)
当然、壁紙や塗料の付き方が全然違う。
僕はやらないけど
砂壁に直接壁紙を貼る場合にも、
下地調整材✖️プラゾールの組み合わせ
はベターなようです💡
お化粧みたいな話ですね。
(女装の趣味はありませんよ😅)
長くなってきたので続きは続編にて。
それでは、また。